現在の活動状況について

旧ジョネス邸の保存活動に際しましては、合同会社塩屋百年舎へのご出資のお申し込みをいただき、
誠にありがとうございました。

既に報道でも取り上げられております通り、
残念ながら再生可能エネルギー企業の買い取り交渉が不成立となり、
旧ジョネス邸の現地保存は実現しませんでしたが、
穴吹興産株式会社より部材・備品譲渡の申し出を受け、地元林工務店の協力を得て解体時に
これらを可能な限り回収するべく作業を行いました。

しかしながら、検討の結果、近日中の移築・再建等は困難であることから、
この度のご出資は正式に全額ご辞退申し上げることになりました。
最終的なご出資のお申し込みは、171名の方々よりいただき、総計5,510万円となりました。
また、一般社団法人旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会へのご寄付は2014年2月28日現在で3,629,027円となっており、
この内2,446,411円を工務店への部材回収作業費支払い、476,474円をその他諸費用に充当させていただきました。

残金は部材管理・運用費および塩屋近辺の歴史的建造物等保存のための積立金とさせていただきます。

保存済みの主要部材・備品は、建具類37、階段手摺と板一部、屋上手摺一式、巾木100メートル弱、床板200平米弱、
暖炉飾り枠、家具17点、玄関階段石材の一部、美術品類約150点、書籍・書類の大部分となっております。

建物部材に関しては、反復利用可能な物は「旧ジョネス邸移植プロジェクト」として
建築物の中で実際に活用しながら保存し、インターネット等で公開すると共に、
将来旧ジョネス邸が再建可能となった場合には回収して復元できるよう、準備を進めています。

部材には旧ジョネス邸の名を刻んだプレートを付した上で無償貸与し、
原則として公衆の目に触れる場所へ組み込み設置します。

移植に関する立案・施行・情報公開は、
旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会会員・前田真治率いるプロジェクトチーム、
ジャーマン・スープレックス・エアラインズが担当します。

また、旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会のウェブサイトでも、
移植プロジェクトの状況をご案内していく予定となっています。

なお、先行モデルケースとして、京都・上京区の集合住宅「ことりアパートメント」に
旧ジョネス邸建具の一部が移植され、ウェブサイトの物件情報のページからその様子をご覧になることができます。

http://kotori.hateblo.jp/ 

美術品類・書籍・書類に関してはその内容が多岐にわたるため現在整理・調査中ですが、
法律書の一部は大学の受け入れが決定しており、その他備品に関しても調査が完了し次第、
可能な物は専門機関等に寄託し、神戸の財産として広く共有できるよう、準備を進めています。

旧ジョネス邸は惜しくもその94年にわたる歴史を閉じましたが、
今後も塩屋百年舎は洋館を塩屋の暮らしに生かし、
その魅力を発信するための事業を継続して行きたいと考えております。

旧ジョネス邸の部材・備品の保存、管理、利活用は引き続き旧ジョネス邸
を次代に引き継ぐ会が進めてまいりますので、
ご寄付という形で活動資金のご援助をいただけますと幸いです。

最後になりましたが、皆様方へのご報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

また、この度の保存活動へのご関心・ご助力に対しまして、重ねてお礼申し上げます。

ご寄付のお願いについて(一般社団法人旧ジョネス邸を引き継ぐ会)
http://jones-shioya.tumblr.com/signature

塩屋百年舎に対する出資募集は終了しています